ぼくのQOL向上戦争

ぼくはぼくのために生きる。

転職活動をしてみて② #12

キュウです!


ブログの更新が滞っている。これは良くない。ということで前置きに時間を取られないように先ほど起きた珍事件を書いて本題に入ろうと思う。

 

…ふう。(すごない?!これ?!wwwwwww)

 

 

さてーーーーー。

 

転職活動をしてみて①からかなり時間が経ってしまってすみません。今、転職活動が一段落したので②として報告させていただきたいと思う。まあ、報告というよりは、実際にはどのようにして面接を受け、どんな質問を受けて、どんな答え方をしてどのような結果が出たのか、というのを備忘までに書いていきたいと思う。

 

転職活動が一段落した、と言った。それは、短期的に考えてまだ転職をしない、と決めた、ということだ。この決断は下記するように、志望企業の面接で落ちてしまったことにより改めて「手持ち」の無い状態に逆戻りし、冷静に自分のやりたいことを見つめ直してみた結果だ。まあ、まずは面接の内容を書いていきたい。

 

前回の記事(転職①)でも書いたけれども、僕は自分の人生をどうやって生きていきたいのかがそこまで定まっていない。なぜ定まっていないのにも関わらず他企業の面接を受けようと思ったか。

 

その理由は、このまま行動しないと自分はいつまでたっても転職活動を開始しないと思ったからだ。以前から思って(ツイートもちょこちょこして)いるが、僕の弱点はどうしても行動を起こすスタートが遅い(というか行動しない)点にある。この克服方法は一つしかない、スタートを始めてしまうことだ。そう思い、このように思いきってみた次第。

 

<一次面接>

面接を受けた会社は、以前言ったように友達にちょうど選考をやっているから受けてみれば?書類も免除できるよ!と言われたので受けてみた会社である。

 

12月の頭に出張をしている時に、自分がどのような働き方をしたいかじっくり考える時間があった。色々と考えてみたところやはり会社(事業とその意思決定)にスピード感が欲しいというのが、私なりの会社への「不満」の一つであった。受けたのは何かのついで、みたいな言い方をしてしまったけれども、わりかしアリだな、と思って受けてみた会社だ。

 

まず一次面接で受けた質問に関しては、下記ツイートをご覧いただきたい。

https://twitter.com/Kyuu0119r/status/949616477258174464

 

そして、何を意識したか、どのような点で私がうまくいったと思ったかという点も、下記をご参照いただきたい。

https://twitter.com/Kyuu0119r/status/949662932719190016

https://twitter.com/Kyuu0119r/status/949665365490978816

https://twitter.com/Kyuu0119r/status/949667037915185152

 

まったくもって転職活動をしたこともなければ、自分の将来について何か確定的な路線を決め切れている訳ではなかったので、どのようなことを言えば良いのか、どのような点が自分の強みなのか、あるいは弱みなのかという点も分からずに僕は面接を受け始めた。

 

取り敢えず、まだ一次面接なのに僕が初めて聞かれるような質問、そして初めて他人に明かすような内容がかなりあったことをここに書いておく。

 

雰囲気としては一体一だったのでかなりフランクな雰囲気ではあったが、僕は服の中で冷や汗をかなりかいてしまっていた。元々それほど緊張する人間ではないんだけれど、どうしても初めての面接ということで何を言えばいいのか、そしてそもそも雰囲気にも慣れていないという自分がいることに面接を受けて初めて気が付いたのである(まあ、これだけでも大きな進歩である)。

 

ひとまず心がけたのは;

・笑顔でいること

・目をそらさないこと

だ。

 

なぜかというと一次面接は(あくまでも新卒採用の時点での印象になるが)まずは地雷を避けるというような視点に面接官はならざるを得ないからだ。一次面接は何のスクリーニングもされていない中で人を判断することになるため、判断のハードルは極めて低い。どちらかと言えばまずは変な奴じゃないか、アブナイ奴じゃないか、という「減点法」での判断となっていく(という僕なりの仮説がある)。

 

コミュニケーションをしていて、こいつと仕事がしたくない、あるいはこいつは危険だ、こいつは嫌な奴だと思われることが最も危ない、あるいはリスクだと考えていたため、上記のような点を強く意識した次第。

 

さて短い時間で色々なことを聞かれる訳であるが、僕が何を考えてどう答えたのかというと、それはもうその場のアドリブと言うものに他ならなかった。ある程度Twitterをやっていて、私は「今後の道」に対してほんの少し考えを深めることができていたため、一次面接程度の質問だとスラスラと答えることは出来たような覚えがある。

 

当時の私が強く意識していたのは父のことである。父は個人で事務所をやっており、私が小学生の時から会社に勤めずに生きてきた。私にとって「働く人」のロールモデルといえば父であるので、まあ特殊ではあるが、個人で仕事をやっている人というものに憧れがあると言う点を述べた。昔からこのような志向があった為、今の会社だとどちらかといえばチームで働くようなことが多く、個人で何か成果を残せるかといった点で何か物足りない点があるということを主張した。

 

このような点をスラスラと答えていくうちに、あなたはどういう人ですかという質問が来た。私はここが鍵だと思い、次のように答えた。「友達から言われるのは、チャラチャラしているけど、やる時はやるという男だと見られていると思います」と答えた。ここで面接官は爆笑し「うちの会社っぽいなぁ」とだけ呟いた。僕はこの時点で勝利を確信し、面接官の目を見て一緒に笑った。こうなれば後はほぼ流しである。会社の雰囲気や面接官はどのようなことを目指して毎日働いているのかといった点を質問して30分がすぐに終了した。

 

面接を受けたのは平日の夜だったが、数十分後にすぐ合格の案内メールが来て二次面接に呼ばれることとなった。

 

<二次面接>

二次面接の案内のメールで事前に人事2人で面接をしますと言われていた。それを見て「次は人事かあ、なかなか手強いかもしれないなあ」と思った。私の感覚だと営業の人はどちらかというと、受験者の雰囲気や受け答えに対する姿勢で物事を見ている(ような気がする)のに対し、人事は何人もそのような面接者を見てきているため私の嘘や迷う表情等に敏感に反応してくると考えたからだ。

 

などと余計な心配をしているうちにあっという間に日は過ぎ、二次面接の当日となった。どのようなことを聞かれたかというと、基本的には下記のようなことが質問された。

 

やはり、まずはどうして転職をしたいのか、あるいはあなたは人生をどのように考えているか、なぜ今このような選択に踏み切っているのかというような背景や理由を探る質問が多く見受けられた。それもそうだろう、ベンチャー企業からすれば、私が勤めているような大企業から転職するような人はなかなかいないからである。ただし私はあくまで一次面接で言ったような内容を繰り返した、つまり私は人生でどのような目標があるのか、どのようなことをしたら父親に近づけるのかという点を主軸にキャリアを考えている、と。

 

別の視点であるが、人事としては僕の英語のスキルに対して興味を持っているようであった(実際には全然しゃべれないのだけれど)。海外ビジネスに携わっているというのが良い方向に受け取られたようであった。営業というよりは人事は全社戦略的なところを重視して面接を進めるので多様性が欲しいのかなあ、なんて考えも頭をよぎった。

 

なんだかんだいろいろしゃべっているうちにすぐに30分が終了、ほとんどは雑談であったが、終始和やかに雰囲気は面接は進んだ。帰り際に人事の方から「入社するとしたらいつ頃かな」という質問があった。このような質問をされる時点で、次に進めた!という予感がしたが、私はあくまで「合格が出た場合にもまずは考えたい」と言ったような答え方をした。今考えると生意気な話であるが、このような強気な姿勢で行ったのも上まで進めた一つの要因であったように思われる。

 

<三次面接 / 最終面接>

翌日連絡があり三次面接および最終面接を同日に行うので予定を教えてほしいといった連絡があった。なぜ三次面接と最終面接を同時にするのかはよくわからないが、まあ僕にとっては好都合なので(短期間に二つの面接を受けられるという点で)特に気にはせずすぐに返事を返した。意外と予定が合わなかったもののどうにか予定を調整でき、仕事で四苦八苦しているうちにすぐに当日が来た。

 

三次面接で当たる方の名前をメールで教えてもらったんだが、その方は執行役員で、結構なステージまで来てしまったな、と思った。友人のアドバイスでは、その方は「人を見る」というようなコメントがあったため、まあ素で臨もう、というぐらいのことを考えて受付前に立っていた笑

 

さて面接では小さな会議室に通され色々な質問をされたわけであるが、基本的にはやはり、なぜあなたは転職を考えたのか、そして今後どのようなキャリアを考えているのか、あるいは新卒採用の時にどのようなキャリアを考えていたのか、どのような基準で会社を選んでいたかと言う点を重点的に聞かれた。

 

その方は非常に親身な方で、私が何を喋っても肯定的に聞いてくださる方だったため調子に乗ってどんどん喋ってしまった。それが良かったのか悪かったのかは分からないが、かなり短い時間でたくさんのことを喋ったように思う。私はすっかり気が良くなってしまって、この会社に合格したら来ますか、心を決めていますかと聞かれ、もちろんですと即答した。

 

その方は、心を決めていなければ後日最終面接を受けるような形でも良いよと言うような提案をしてくれたのだが、私はその場で面接を受けたかったのですぐに受けることにした。

 

さて。問題はここからだ。

 

1時間ほど空けて最後の面接のタイミングが来た私はその時ほぼ受かったような気持ちでいて、かなり浮かれていたように思う。最後の面接は役員室で行われるということを聞いて、もう少し緊張感を持って挑めば良かった、という点が今でも悔やまれる。実際には役員室に入る時になって、私は今までの面接との雰囲気の違いを強く感じ取ったと同時に、瞬間的にかなり緊張感を覚えた。が、時すでに遅しだ。

 

役員は元々顔が険しいのか不機嫌なのかわからないがあまりにこやかでなく、会話のテンポも早かった。短い時間でかなりたくさんの質問を仕掛けてきたのだが、僕はそれに対して少し慌てた様子で喋ってしまったため、自分が用意していたような言いたいような話がきちんと言えなかった気がする。

 

実際この場でどのような話を喋ったのかはよく覚えていない。ただただ焦っていて緊張して頭が真っ白だったのを覚えている。完全に雰囲気にのまれてしまっていたというわけだ。

 

アセアセしているうちに気がつくと時間は15分から20分ほどやっており、すぐにその役員の方は、では面接はおしまいです、合格の場合は1週間以内にご連絡をしますと言って会議室を追い出された。。。

 

面接後に会ってくれた友人としても僕の落胆した姿にかなり驚いた様子で、なぜ、何が悪かったのかといった点をしきりに連呼していたが、僕にはその声もあまり聞こえず、面接の時に感じた緊張感・切迫感・そして焦燥感を強く思い出し、自身の未熟を感じていた。

 

今まですぐに連絡が来ていた面接の結果だったが、2日ほど経ってようやく連絡が来た。

 

その内容は「貴殿の今後の活躍をお祈りいたします」というものであった。よくあるお祈りメールというものである。僕は改めてショックを受けたのと同時に、まあそうだよなあ、と感じた。あの内容ではサッパリ決め手も無いどころか、アセアセとしゃべっている姿が若干不快なレベルだったからだ。

 

…以上が一社目の面接の内容である。

 

なるべく全てを話したので、簡単にどこの会社を受けたのかバレてしまうかもしれないし、その会社からもバレてしまうかもしれないw まあ、僕は個別の情報を言った覚えもないし、特にこれが悪いことだとも思っていないがw

 

 

二社目であるが、実は二社目は一次面接で受けるのをやめてしまった。

 

理由は簡単で、次面接の日程の調整がなかなか上手くいかず、途中で面倒くさくなってしまったからである。この時点で特に行きたくない会社なんだなという風に思い直し、もっと自分の為に時間を使おう、あるいは仕事をもっと頑張ろうと言ったような思考に立ち戻り、二次面接以降を受験するのをやめた。

 

一次面接に関しては基本的に内容は同じである、ただしコンサル業界だったというところもあり、面接官はかなりロジカルで相当私の論理的能力あるいはアウトプット能力を見ているように感じた。どちらかというと、私のキャリアの方向性がまだ定まっていないと感じた面接官の方は、僕にどのようなことを考えるべきなのか、と言ったようなアドバイスをくれながら面接を終えた。もっとシッカリ考えてこい、と言った雰囲気を感じたw

 

この面接で落ちたと思ったのだが、2日後にあの可愛いエージェントから合格ですという旨の連絡が来た。まあ、その後日程がなかなか合わず、エージェントから連絡が来なくなって今に至るw

 

途中で受験するのをやめてしまったのはある意味相手に失礼な話ではあるが、僕の人生の足しにはなったかなと言ったような気もしたので、まあ、ここも受けて良かったかな、と思っているw

 

ただし実際に行きたい会社だったか、という点で考えると、それほどでもなかった為、一次面接だけ受けて二次面接を調整しなかったのはある意味正解だったかもしれない。

 

以上が僕の受けた面接のストーリーだ。2社しか受けてないし、その内の1社ははすぐに終わっているではないかといったような声が多方から聞こえてきそうであるが、まあ良い。僕としては、この面接の経験を活かして、次に繋げたいと言ったようなことを考えているし、それで良いのだ。

https://twitter.com/Kyuu0119r/status/954975065128316928

 

僕がここで学んだのは、転職のノウハウや面接でのノウハウではない、自分の人生についてどのように考えていくのか、あるいはそれをどのように他人に伝えると効果的に、加えて魅力的に伝わるのかといった点を深く考えるきっかけになったので、引き続き転職は考えて行きたいし、積極的に活用していきたいと思った。

 

そして、最も学びを得たのが、あの最終面接である。

 

なぜ落ちたのか、何が悪かったのか、あの時どうすれば受かることができたのか、といった点を僕はずっと考えていた。その結果なんとなく見えてきたのはやはり情熱が足りなかった、という点であった。

 

一次面接から三次面接までは、僕はある種整理された論理を持って立ち向かった、つまり簡単に言うと僕は「賢い」と思われるような認識を誘う喋り方をしていたのである。一方で最終面接で問われたのはやはりなぜその会社に入りたいのかと言う点であり、付け加えると、その方が「よしこいつは採用しよう」と思うような決め手を出すべきなのであった。

 

言い換えると、最終面接においては減点を回避するような発言は不要で、なにかしら尖っていて、こいつは面白いと思われるような要件がなければ最後の決め手にはなり得ないということだ

 

蓋し僕に足りなかったのは情熱である。その会社に入りたい、どのような夢を実現したい、どのような成果を持ってきますと言ったような点を強調することができなかった。相手の矢継ぎ早の質問に対して、あたふたと答えるのが精いっぱいだったのである。相手の期待を1ミリも越えず「良い子ちゃんでいること」に終始してしまったため、最後の最後に欲しいと思われるような人材と思ってもらえなかったと言うのが、私なりの落ちた原因に対する結論である。

 

最後に学んだことをもう一度まとめ直すと:

 

相手を口説き落とせということだ。

 

逆に会社から口説かれて、受け身でイエスと言うようなスタイルでは最終面接は通らない。私は本当はあの役員を口説いて情熱を示し、採用を「待つ」のではなく「勝ち取りに行く」べきだったのである。

 

ということで、また機会があれば転職の面接を積極的に受けていきたいと思う。

 

ひとまずここ3ヶ月の転職活動はひと段落したということで、ここにまとめて備忘とさせていただく次第。