ぼくのQOL向上戦争

ぼくはぼくのために生きる。

大手企業での仕事の仕方には「型」があるという話 #13

キュウです!

 

いま飛行機の中でこの文章を書いています。

 

諸般の事情で上司について海外出張に行かせてもらえることになり(一人だと今までも何回も行っているのですが)、出張の内容的に、僕にとってもなかなか新しい経験でワクワクしています。

具体的な地名までは言いませんが、今までとは違った訪問地になり、女性ウケが良いところに行くのでぜひいろいろ自慢したいところですね(Twitterに、写真をあげていくと思います)。

 

最近の話を言うと仕事がけっこう忙しくて意識的に一点集中しており、なかなかブログ更新等の作業が滞ってました。若いうちはとにかく目の前の仕事に集中せよ、とかいろいろ手を出してとにかく「試行錯誤」せよ、など正反対のアドバイスが多数出てくる世の中ではありますが、理想は「どっちもやって必要な時は仕事に集中する」です。

 

①当たり前ですがまずは本業が上手くいかないと何も回りませんし、どうせ他のことも疎かになって悪循環になるのは目に見えてます。というわけでこれが大前提。

②一方で本業だけをやっていても、どうしてもどこかでどん詰まりが来ると思うんですよね。僕は会社の同期の中でトップ5%を張るような人材では(少なくとも今のところ)ないので、他にも人生の軸足を置いて、単一依存を無くさねばならないのもまた事実。

 

上記の2点、どうやってバランス取るのか?迷って迷って仕方が無い!となることも僕も多々あります。

 

 

 

が、(考えれば当たり前なんですが)結論、答えなんてありませんでした。強いて言えば「やりたい方にやれよ、ただし全力でな」というぐらいか、と最近思ってます。

というわけで忙しいなんて関係ねえ!と思ってブログ更新している次第。笑

 

 

さてーーーーー。

 

本題に入ります。

上段の前振りで言えば①のところ(本業)についてです。

 

大企業で働く若手社員(特に新入社員~5年目ぐらい)にとって仕事で大事になってくることは何か。

 

あなたは考えたことがありますか?

 

それはね…。

 

僕の拙い経験を踏まえて考えると…。

 

「きちんとアウトプットを出す」ことです。

 

!!

 

これだけ?!みたいな。笑

 

これだけなんです。

が、分かりづらいのでもう少し分解してみます。

 

要素分解すると:

・「きちんと」

・「アウトプットを出す」

こうなりますね。

 

簡単なものから解説していきますと、

「アウトプットを出す」これはイメージしやすいと思います。

頼まれた資料作成、メールでの議事録送付、契約書のサマリー作りから飲み会の幹事に至るまで。

頼まれたことを「やらない」という人はいないはず。つまり、みんなやるんです。やるやらないではなく、やったそのレベル感であなたの評価は変わってきますよ、ということ。

 

ここで重要になるのが「きちんと」の要素ですね。

きちんとやらないと怒られるし、やり直しになるし、最悪あなたの資料は目の前で破り捨てられ、「センスが無い」と吐き捨てられる。こんな経験をしたらモチベーションはダダ下がり、自信も無くなって引きこもりたくなります。

 

つまり大事なのは「きちんとした」アウトプットを出すことです。

これによって部下としての信頼を獲得、次のレベルへと上がっていくことになります。

 

若干話は脱線します。

 

ここで過去、僕が見逃していた視点をあげます。

上記に述べた「信頼を獲得」、「次のレベルへと上がる」、これらのキーマンとなるのは誰でしょうか?

これ、あなたの上司(中堅のデキる先輩含む)なんですね。この人から信頼を受けない限り、或いはこの人から評価を受けない限り、あなたはずっとうだつが上がらないままです。

なぜなら期中や期末にあなたの成績を決め、評価点を定めるのはこの人だからです。この人との「信頼関係の構築」無しには、実はあなたは高評価を貰えないことになります。

 

長期的には転職するしいいや、と思っている人も、たぶん少なからずあなたの評価と給料(ボーナス含)は連動するはずです。

短期的に見たってお金をたくさん貰える方がいいに決まってます。

 

さて。本旨に戻ります。

 

「きちんとしたアウトプット」とは、読み替えると、

「(上司が求める)きちんとしたアウトプット」ということになります。

このニュアンスが隠されていたわけ。

 

上司が求める納期・クオリティでアウトプットをいつも出せたら…理想ですね。僕もぜんぜんできていません、ハイ。一緒に頑張りましょう。

 

ここからが重要です。

 

ではどうやって上司が求めるものが分かるのか?

 

それは「日々のコミュニケーション」に他なりません。

 

【例】

忙しい上司にも積極的に話しかけ、自分の作りかけの資料を見てもらう。この方向性で良いですか?と確認し、適宜軌道修正をしてもらいながら「求められている」ものを作っていく。

資料中のデータに間違いがあれば修正してそれを報告する。

会議室の場所が変わったら関係者全員に漏れなく、タイムリーに知らせる。

 

こうしたことを「きちんと」やっていれば自然、上司はあなたを信頼していきます。

 

この鍵となる考え方が何か。

もう分かった方がいるかもしれません。

 

それは「報連相」です。

上で例示したコミュニケーションは全て報連相の要素でカバーできます。

実は報連相の概念ってけっこうすごいってことが最近分かってきましたw

報・連・相の括りだと漏れが無いので、「コレさえやればいい」というか、オールインワン的要素があるわけです。地味にすごいなと。

 

これはある種、働き方の「型」と言っても良いのではないかと思います。若手のうちはひたすら上司からの指示に基づいて動くからです。報連相という型さえ守っていればある程度はきっちり仕事が進められる(はず。遂行能力が無い人は+気合い/勉強etc)。

 

ということで、以下のような経験がある方はぜひ報連相を見直してみましょう。

・頑張って作った資料が、上司の求めるものと方向性が違ったり、ポイントを外していた

・伝えたと思っていたことが伝わっておらず、後になってそれが判明、焦ってその場の対応に追われた

・自分だって時間が無いのに上司に「後にして」と言われて待ちぼうけした

・きちんと説明しているのに「意味が分からない」と怒られた

・「君はどうしたいんだ」と聞かれ答えに詰まった

 

これ全部、報連相が問題で(していなかった!とか、やり方が悪かった等)発生することです。

 

ちょうど僕もこんなことがありました(ほんと、たまたま)。

 

 

そこでたまたま、イシコさん(イシコ (@ishico86) | Twitter )が紹介していた本を思い出して、すぐに読んでみたんです。

 

 

 

目からウロコでした。

 

こんなことを本で解説しているなんて思ってもみなかったからです。

会社では(当たり前ですが)仕事の仕方、なんて教科書はありません。ひたすらOJT (=On the Job Training) のみで鍛え上げられていきます。言語化されて文章になったりなんて全くしておらず、何となく個々人の吸収力勝負みたいなところがあります。

そのやり方でメキメキ伸びる人もいれば、最初に教科書を読んで基礎を学んでから実践に移すと一気に伸びる人もいます(僕はたぶん、後者です)。

 

こんな教科書的な本があるって知ってさえいれば、たぶん僕は、読み漁った上でOJTのみでオレは伸びた、適応できないやつはクソだ、教科書が無いと仕事ができないなんていつまで学生気分なんだ、と豪語していた気がしますw

 

何事にも基礎は重要で、この報連相という基本姿勢を外すと組織(特に大企業のような巨大組織)ではアイツはできないやつ、というレッテルを貼られます。少なくとも典型的な日本企業では。外資とかは知りません。

 

そして厄介なのが、この基本姿勢は意外と教えてもらわなければ身につきませんw

教えてくれる人が周囲にいるか(=放っておく主義の先輩に当たらないか)どうかで決定的な差が生まれます。それがそのまま評価に繋がるのは上に述べた通り。

 

僕のいる会社では代々受け継がれてきた暗黙知というか、暗黙の了解が今でも大手を振ってまかり通っています。先輩方は僕を叱る時に「昔はもっと厳しかったよ」と言うし、自分のされてきた指導が正しいと思っていて、後輩にもそれをしてやらなきゃ"そいつが将来困る"と本気で信じています。

 

これについての是非を述べるつもりは無いですが、少なくとも僕らは順応する必要があるのです。先程言ったように、上に行きたければ。或いは少なくとも報酬を短期的に増やしたいならば。なぜならやり方を守らない人間は「組織にとっては」必要ないからです。勝手なことをして(しないで)上司や先輩をイラつかせ、人件費をかけているだけ、そんなやつ、いらんでしょ。

 

僕が仕事でブレークスルーを感じたのも、いま思えば、報連相をきちんとし始めてからでした。

上司からのフィードバックが貰える→結果良いアウトプットが出るようになる→楽しい→上司からの信頼も少し獲得する→さらに楽しい→仕事が楽しいから考える量が増える→主体性が出てくる→上司からお褒めの言葉をもらう→楽しい!

こんな感じです。

 

僕は一年前まで、そんなところとはかけ離れたポジションにいました。仕事ができない。何も任されない。自信が無いから発言ができない。楽しくないからやる気も起きない。。。

 

負のスパイラルでした。思い出したくもない。

この記事はそんな人がもしいれば、と思って書きました。

ぜひ前向きに仕事を捉えて、チャレンジしましょう。

 

具体的な方法論はこの本を読んでみてください。

報・連・相の要素毎に重要なポイントをあげていて、精神論ではなく、ものすごく具体的に対処方法が書いてあります。

 

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※今回からアフィリンクを始めてみました。

自分の売上のためにやっている、と見えるかも知れませんが、僕は自分が良いと思ったものしかおすすめしません。

今回は自分の体験を元に、あの苦しみと自己嫌悪から脱してくれる人が一人でもいれば、と思い具体的な本の紹介までした次第です。

良ければポチッとして読んでみてください。

ランチ一回分で一生モノになる姿勢が身につくと思います。

 

※ツイートでも言いましたが、今回あまりにも報連相の重要性を実感したので、読みながらノートに手書きで内容を纏めました。せっかく纏めたということもあり、ほしい人には写メあげますので連絡下さい。

 

※若手の社会人に向けて書かれた本ですが、就活中の学生さんにもかなりお勧めします。結局、どんな奴が会社から求められているのか。この本で知ることが出来ると思います。もちろん、簡潔な報告の仕方などは面接での会話に役立つと思いますし、有効な相談の仕方は社会人の先輩を上手く頼って結果(=内定)を出すプロセスそのものです。

質問などあれば僕に聞いてくれても、喜んで何でもお答えします。