ぼくのQOL向上戦争

ぼくはぼくのために生きる。

働き始めて自信を喪失した、という話 #2

キュウです!

 

ブログ始めたは良いものの、特に書きたいテーマや伝えたいことがハッキリ決まっているわけでも無い。それでもやはりこうしてアウトプットをする、と決めたらたくさんのネタが浮かぶ(正確には浮かんでは消える)ようになる。ある種のカラーバス効果(すごく極端に言えば"赤"を意識していると街中を歩いていても自然と赤いものが目に付く、そんな現象のことだ)なのかもしれない。

 

ブログを始めてからというもの、自分の普段考えていることや潜在的な興味、纏めたいと思っていたことを書かなければと思うようになった。何か面白いことや価値のあることを書けないか、と思って自然と、色々と抽象的な事柄(書きたいことが決まっているわけではないのでテーマは決まって抽象的なことだ)が浮かんでくる。これは、自分にとって新しい刺激でもある。それがまた、自身の「ネタを仕入れよう」とする意欲を掻き立てる。

 

まだ1記事しか書いていないくせにこんなことを書くのは生意気だが、少なくともこの1週間、上記のことを強く感じた。自分がやりたいことがはっきりしている人や、目標を明確に定義出来ている人にとっては、ブログなんて書かなくても目の前はクリアで、人生はいつもきらきらして、充実しているものなのかもしれない。

 

そう、僕のここ2年ぐらいのテーマだ。「やりたいこと」「目標」「ミッション」「ゴール」…。

 

 

さてーーーーー。

 

タイトルの通り、働き始めた時の話をしようと思う。

 

僕は大学を卒業すると一流企業と言われる会社に入社した。大学時代の友人や親戚に褒められながら、(自分としては)鳴り物入りで。ところが入社して早々に挫折を味わうことになる。研修で何一つ成果を上げられないのだ。グループディスカッション、課される宿題、宿泊研修…。そこで僕は徹底的に叩きのめされる。とにかく「できない」のだ。みんななぜこんなにすらすらとこなしていくんだ?なぜ僕だけこんなに成果が上がらずに悔しい思いをしているんだ?分からない、分からない…。

 

いや、ちがう。これは研修だからだ。本番は部署に配属されてからだろう。あぶねえあぶねえ。油断せずに仕事に入れそうだ………。

 

…………。

 

…あれ?

 

な、なんだこれ…?自分ってこんなにできなかったのか?

 

普通の報連相ができない?

 

いま上司に怒鳴られているのは…僕?!

 

仲が良いはずの同期にフォローされまくっているだとッッッ!

 

一種のパニック状態。何一つうまくこなせない。褒められるようなことが皆無なのである。「ありがとう」と言われるのは会議の後に椅子を片づけたり、何十部もある印刷物をきれいにホチキスで止めてきた時ぐらいだ。もともと優秀で期待されている人間ならいざ知らず、まあ見事にやる仕事やる仕事で期待を裏切ってくる新入社員である。見捨てられて当然!w

 

唯一褒められるのは「性格が明るい」とかそんなことばかりである。まっすぐ、的確に、分かりやすく話すこともできない、メールの文面もいちいち指摘される、先輩に生意気行ってキレられる…。次第に会社には、無思考で行くようになった。とりあえず無遅刻で、最低限やるだけのことをやって、自分から価値を出すことなどさっぱり無く。とにかく帰ったら大音量で音楽を聴いて、仕事のことには何も触れず、2ちゃんねるのまとめを読み耽った。当然のように同期とは圧倒的な差がついていった。。。

 

ふう。一先ず区切ろう。自分のダメっぷりを書いていると気が滅入るw

 

とにかく、僕は仕事ができなかったのだ。それは業務として成果を上げられないだけでなく、日常生活にもだんだんと影響を及ぼしてきた。自分に自信が無い。同期は圧倒的にかっこいいやつらばかり。(そりゃそうだ。なんせ彼らは大学時代に各方面で活躍をして、自信満々、かつ優秀というチートスペックな奴らが集まっているのだ。)ストレスからひたすら間食と、脂っこい食事を食いまくった。当然のように見た目もダサく、圧倒的な非モテへと成り下がっていった。一時期なんか急な心臓のドキドキやめまいを感じて、自分だけはならないと信じていたうつ病になったかと思って1時間ずっと深呼吸をしていたほどだw

 

そんな僕でも社会人2年目になり、上司が変わった。

 

彼は容赦無く部下を叱咤し、嘲るような人間だった。僕は1年目の時に自信を失っていたせいか、何を言われても、どんなに挑発的な言葉をかけられても、自分に原因があるのは事実、として彼の叱咤を受け入れた。するとさらに自分の自身は無くなっていくのだw自分が分かっていることでも改めて他人の口から耳にするとつらいものだった。僕はさらに自分の殻に閉じこもるようになった。

 

僕を唯一救ってくれたのはひたすら繰り返し見たYoutubeと、1年目の終わりから始めた一人暮らしの部屋という自分だけの空間と、業務後や休日に遊んでくれる同期や大学時代の友人だけだった。(何十年どころかたった数年前の話だが、本当に彼らには感謝している。普段から自身を失っていると、「なんでこんな僕と会ってくれるんだろう?」なんて卑屈な考えになったりもするものだ。)あと、楽しみは何かのきっかけで購読を始めた金融日記かな。

 

そんな時、僕はひょんなことからTwitterで新しい世界に触れ始めた。

 

そこには今まで見たことも無いような世界が広がっていて、「ナンパ」「筋トレ」「勉強」「副業」「今日も優勝」などの言葉で溢れていた。僕はその中の、何に惹かれたのか忘れたが、雷に打たれるような感覚を何度か覚え、一人旅に出ることにした。2年目の冬のことである。自分が今までどんだけ狭い世界でぬるぬると生きていたのか。ショックだった。どうしても日常を離れてひたすら歩き、自分を見つめ直す時間を取りたいと思ったのである。

 

僕は休暇をとって旅に出ると同時に、成田空港のロビーでTwitterの新アカウントを作った。そう、キュウである。何を思って始めたか。それは、自分の生活を変えたい!という強い欲望である。当時はQOL爆上げ、とか言っていたっけな。

 

このままではAIがうちの会社で採用されたら真っ先にリストラリストに入るのは僕だ。このままではマズい。。僕が初めて、外の世界に向けて足を踏み出した瞬間である。僕は即座に、意識高いことを言ってくれるアカウントをフォローしまくった。

 

 ギャグみたいな話なのだが、僕の人生は本当にここから好転し始めた。自分が目標とする人間がいない、こうなりたい、あれがしたい、そういった物を何一つ持っていなかった僕にとってみれば自己研鑽をネットにアップしまくり、意識高い言葉を吐きまくるツイッタラー達の言葉は本当に新鮮だった。これだ!と思った。

 

当時僕が言い訳にしていたのは、「まだ本気を出す段階じゃない」というものだった。大学卒業までの人生ではあんなに上手くいっていた。何をやっても決定的な失敗はせず、周囲が許してくれ、助けてくれ、結果もなぜかは知らないがそこそこ出た。過去の体験からプライドだけは高かった僕がポッキリと天狗の鼻を折られたところに、Twitterは気まぐれにやってきたのだった。

 

とにかく僕は、即座に今後の人生を変える手段として、「言いたいことを言う」という言わば当たり前のことを意識し始めた。会社にしがみつかない、上司に媚びすぎない、求められた意見をきちんと言う、etc... Twitter界では当たり前のことだが、僕はようやく「あ、自分の生きる態度はそれでいいのか」と知った、というわけだ。

 

と同時に、マジで当たり前のことなんだけど、上手くいっている人の真似をする、つべこべ言わずにやる、何が何でも与えられたことぐらいはこなす、というところも改善すべき点であった。※たぶん「いやこいつ何言ってんの」というレベルの話だと思うのだが、僕はそれぐらい、仕事に対して全力を尽くしていない自信があったw

 

繰り返すけど、僕の人生は好転し始めた。「あいつ変わったな」と言われ始めたのである。周囲の評価も変われば、上に述べたように、それは自分への自信となって跳ね返ってくる。。。

 

僕は「努力」を始めた。自分の貯まらない金をマネージすることに始まり、筋トレ、ランニング、そして勉強、食事。見た目も少し変わって、周囲から見た「キモさ」はだいぶ解消されたかもしれない。まあ、ここで言う「努力」なんてのは他の人から見たらとるにたらない話で、週に2回は腕立て伏せを10回しましょう、とか、毎日きちんと歯を磨いて、シャワーを浴びましょう、とかそんな話なのだが、自分の中では大いなる革命だったw 自己研鑽という世界の扉を開けてくれたのは間違いなくTwitterだったのだ。

 

 

まあ何のオチもない話で恐縮なのだが、今までの自分の軌跡というか、過去を振り返ってアウトプットし、試行を整理したいと常々思っていた。これを書くことにより整理は終了、今後の記事はある程度、将来の方向を向いて書くことができるような気がする。だが言ってしまえば、僕の原点はここだ。圧倒的な自信の無さから、それを回復したという成功体験。(ほんと、レベル低くて恐縮であるw)

 

あとたまに思うのだが、ぼくのように悩んでいる人がいるはずなのだ。目標がなく、頑張らないがゆえに中途半端で自堕落、ぬるぬると時間が過ぎる社会人生活を送っている若人が。世の中二つで、表に出てくるのは、相当の成功体験(何かを成し遂げた!とか)か、相当の挫折体験(うつ病で会社辞めましたとか)ばかりなのだ。もうちょい中庸な挫折があっても良いじゃないか、ということは常々思っていたところなのである。

 

というわけで、今日はねむいのでここまで。